雑食エンジニアの気まぐれレシピ

日ごろ身に着けた技術や見知った知識などの備忘録的なまとめ.主にRaspberry Piやマイコンを使った電子工作について綴っていく予定.機械学習についても書けるといいな.

着脱可能なhapStakケースを作る【3Dプリンタ】

hapStakデジタル版にはMDFのケースが付属しているのですが,かなりギチギチなつくりになっており,一度組み込むと取り外すのが非常に大変です.

前回,牽引力錯覚を引き起こすことに成功しました(Link)が,これを試すためには振動アクチェータだけを取り出して指でつまむ必要があります.

通常の振動を楽しむ際にはケースがあったほうが便利なので,3Dプリンタを使って振動アクチェータを取り外し可能なケースを作成しました.

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作成したhapStakケース

ケース詳細

hapsStakを取り外すとこんな感じです.
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振動アクチェータはスナップフィットでカチッっとはめ込むことができるようになっています.

スナップフィット部分は,それぞれ0.2mmずつ隙間をあけるくらいで設計しました.

stlファイルは下記です.使いたい方いたらご自由にどうぞ!
github.com

サンプルデモを拡張して,牽引力錯覚モードを追加

せっかくなので,hapStakのサンプルデモを拡張して,牽引力錯覚を試せるモードに切り替え可能にしました.

github.com

ダブルクリックで牽引力錯覚モードに切り替わり,再度ダブルクリックすると戻ります.

牽引力錯覚モードには2種類の振動が登録されており,サンプルデモと同様に0.3秒ほどボタンを押すと逆方向の牽引力を出す振動に切り替わります.

おわりに

取り外しが容易になったことで,開発を進めていく上での検証がかなり進めやすくなりました.
引き続き色々な振動を入れて遊んでみようと思います.それでは.